初めての求人です
はじめまして。株式会社リ・バースです。わたしたちは2013年にスタートしたIT企業、いわゆる受託開発企業です。わたし自身を含め、もう一度一から始めようという意志を社名に込め、理想の開発のあり方を追求しています。今回、設立4年目にして、初めての求人をするにあたり、わたしの考え方を皆さんへお伝えしたいと思います。
楽しいか?かっこいいか?
わたしの仕事に対する判断基準は2つです。楽しいかどうか。かっこいいかどうか。これは自分だけではなく、自分と関わる人たち全員にそうであってほしいと望んでいることです。前職では中堅SIerの経営ポジションにいましたが、この判断基準に、お客さまを始め、メンバー、パートナー、自分を照らし合せたとき、そうではない状況がありました。2013年当時、わたしは48歳。まだ15年は働けます。それなら、一から出直すのもいいのではと、この会社を立ち上げました。
小さな一次請け開発会社
辞めるときはわたし一人。自ら開発現場に出ようと思っていました。ところが、わたしの退職を知った仲間が一人、二人と訪ねて来てくれて、お客さまは「困ったことがあったら何でも言って」と、仕事を出してくれました。2013年に会社を立ち上げてから、現在(2017年当時)は社員は60名。みんなかつての仲間やパートナー、その仲間たちから紹介されたエンジニアが集まりました。求人を出したこともないのに、これだけの人が集まってくれました。お客さまは日本を代表するSIerやシンクタンク、インターネット企業など、わたしたちのような小さなIT企業を一次請として指名してくれました。非常に恵まれたポジションだと思っています。
むやみに大きくしない
わたしはこの会社を大きくすることに価値は感じていません。ただ今回、募集に踏み切ったのは企業としての永続性です。現在(2017年当時)、社員の平均年齢は37.8歳。20代や30代前半のエンジニアが少なく、5年、10年後を考えると、社員分布のバランスが悪くなります。また、お客さまからの期待値も上がっています。これに応えていくためには、サービスレベルを上げながら、人を増やして育てる。だから、むやみに人数だけを増やそうとは思っていません。
毎年夏に実施される社員旅行のフォトブック。
2017年は沖縄・恩納村へ。
毎年社員の家族も全員連れていく。
主体はお客さま
仕事を請け負う際に大事にしているのは、お客さまに対して協力したいと思えるかどうかです。そう思えなかったら、いくら良い仕事でもやりません。タスクやジョブで仕事を取ってくることも一切ありません。あくまでも主体はお客さまです。信頼をいただくために、満足いただけるクオリティと生産性を提供します。お客さまと考え方や価値観が合わなかったら、エンジニアが何のために頑張るのか、定義づけができなくなってしまいます。わたしたちのような企業に大切なのは、エンジニアのレベルアップです。一人ひとりのレベルが上がれば、お客さまに貢献できる。ステージアップにつながる。それはわたしたちの売上に直結します。こうした好循環を続けるためにも、きちんと利益が出る仕事をする。利益が出ない仕事は、感謝する気持ちも持てないですから、こうした基本は必ず守っています。
ハッピーのバランス
また、お客さまと長いおつきあいを続けるためにも無理はしません。稼働が高く、労務環境が悪い状況は最終的に長続きせず、お客さまのためになりません。だから、お客さま、社員、パートナー、関わる人たちみんながハッピーになれるバランスの良いおつきあいの仕方を常識的な範囲の中で常に考えています。わたしたちの社員がプライベートの時間が十分取れるのは、あくまでもお客さまを第一に考え、生産性や業務効率を追求した結果からです。
良い職⼈がいる⼯務店
わたしはリ・バースを良い職人が良い仕事をする工務店のような会社にしたいと思っています。だからこそエンジニア一人ひとりの志向、経験、スキル、知識、生活なども含めてすべて理解して、適切なプロジェクトへ配属します。社員たちがリ・バースは「やりたいことがやれる会社」だと言っているのは、そういった適材適所ができているからだと思います。能力をきちんと発揮できるマッチングができていれば、納得して前向きに仕事に取り組めます。お客さまも社員もパートナーもみんな楽しく、かっこいい仕事ができます。毎年、社員の家族と一緒に社員旅行へ行くのも、仕事だけではない本当の姿を理解し合うためなのです。
みんなで考えよう
わたしの経営方針は、リ・バースと関わりあう人たちの能力を最大限に発揮し、お客さまへのサービスを最大化し、最大の利益を生み、最大の対価を払うことです。どんな人であろうと、その能力を発揮できるアサインメントをします。わたしたちと一緒にやろうと思ってくれた人がいる限りは、その先まで一緒にやっていくことを前提にした経営ができなければいけない。みんなが定年まで活躍できように、個々のレベルアップやお客さまをどう確保していくのかを一緒に考えながら、問題も共有したうえで、みんなでリ・バースの継続を考え、みんなで行動に移していく。そういう会社をつくっていきたいと思っています。